あっきーのぶろぐ

数学とアルゴリズムとプログラミング

Latexit でKeynote,Powerpointに綺麗な数式を貼ろう!(導入から日本語対応まで)

 

みなさん、プレゼン資料に数式を貼る時どうしていますか?

パワポであれば数式エディタを使う

・その数式が書いてあるPDFをスクショして使う

などでしょうか?

 

残念ながらKeynoteには数式エディタの機能は無いようです。

そんな時にLatexitの登場です!

 

Latexitを使えばこのように、綺麗に数式を貼ることができます。

 

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1.instal

brew cask install latexit

でインストールできます。

brewって何?って人はこちらから参照してbrewをインストールしてください。

qiita.com

2.使い方

latexitを開いて

f:id:unbeliever:20180204135516p:plain

 

tex形式で数式を打ち込んで

f:id:unbeliever:20180204135536p:plain

 

Latex it!

 f:id:unbeliever:20180204135706p:plain

 できました!

f:id:unbeliever:20180204135755p:plain

 

上の表示された数式はもう画像化されているのでKeynoteにコピペすれば綺麗な数式を貼ることができます。

 f:id:unbeliever:20180204135834p:plain

 

簡単ですね!

 

3.日本語対応について

Latexitで数式と日本語を組み合わせようと思ったら、

日本語を書くために

\mbox{}, \text{}

などがありますが、インストールしてそのまま実行しようとすると、

Package inputenc Error Unicode

とエラーが出てしまいます。

 

回避方法としては、

Latexitの環境設定を開き

プログラムのタブをクリックすると、

デフォルトでは、pdflatexになっていると思います。

これをlatexit+dvipdfに変更します。

 

次に、下のディレクトリ指定を

Latexit: /usr/local/texlive/2017/bin/x86_64-darwin/platex

dvipdf:/usr/local/texlive/2017/bin/x86_64-darwin/dvipdfmx

に指定します。

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2017のところはあなたがダウンロードしたversionに合わせてください。

 

これでこのように日本語もきちんとLatexitで打てるようになりました。

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Texで書いた資料をプレゼン用に起こしたい時は、Texファイルからコピペすればどんどん資料が作れますね!

 

<おまけ>

今回の本筋とは全く関係ないですが、例で示した資料は非負値行列因子分解(Non-negative Matrix Factorization)という行列の次元削減の手法に関してまとめていた時のものです。

興味がある方はこちらをどうぞ。

abicky.net